オタクが婚活パーティーに参加した感想

オタクも婚活する時代

オタクも婚活する時代口下手な私でも気軽に参加できた青春の甘酸っぱさが味わえる素敵な催し

しばらく音信不通になっていた友人から突然連絡が来て、内容を確かめてみると婚活パーティーに一緒に参加してほしいというものでした。
自他共に認めるオタクなので、異性と恋人関係になるという事は諦めており出会いを求めていませんでしたが、久々に連絡してくれたことが嬉しかった上に、あまりにも直球だったので参加してみることにしました。
あまり素直ではない自分がすんなりと誘いを受け入れられたのは、テレビやネットなどの情報でこの手のイベントが人気を集めているという事を知っていたので興味本位で気になったためです。
決意し自分のスペックについて今一度考え直してみると、結婚適齢期を迎えているのにも関わらず独身だという点で最適な人材だということがわかりました。
当初は冷やかしのつもりで婚活パーティーのお誘いに二つ返事で応対したのですが、いざ出席してみると思いの外楽しかったという印象です。
お見合いに見受けられるような堅苦しい様子は一切ありませんでしたし、カジュアルな雰囲気の中パートナーが探せるという様子です。
会場に指定されていた場所は新宿に存在している高層ビルであり、上層階が貸し切りで整備されていました。
言わずもがな展望が抜群であり、臨時で設けられたバーカウンターで本格的なお酒が提供されていたのが印象的です。
オタクという事で、入室直後からお洒落な雰囲気に飲まれていたのですが、婚活パーティーでは動きやすくなる仕組みが採用されていました。
それは、プロフィールカードと呼ばれる自分の基本的な情報を記載する書類です。

【恋愛は】オタクの私が婚活パーティーに参加した件【無理だと思ってた】

私は根っからの2次元好き、いわゆるオタクです。
友だちも少なく、数少ない友だちは大体私と同じくオタクで、恋愛とは無縁の人生でした。
しかし、年を重ねるにつれ、親からも孫を期待する声があり、その重圧に負けて1回だけ婚活パーティーに参加してみよう、ダメだったら諦めよう、と決意し参加してみました。

参加する以前に、私にはオタク知識しかなくおしゃれの知識なんて全くと言っていいほどありませんでした。
友だちに聴いたのですが返ってくる返事は大体私と同じようなものでどうすればいいのかと途方に暮れました。
最後は藁にもすがる思いで、幼なじみに相談しました。
彼女は可愛く昔からおしゃれでした。最初から相談すれば良かったのですが、付き合いが長いがゆえ婚活パーティーに参加するということが少し恥ずかしくて言えませんでした。
笑われるかなと不安だったのですが、親身になって話を聞いてくれて、服を買いに行くのにも付き合ってくれました。
1人だったら絶対入らないであろうきらきらしたお店にずんずん入っていく幼なじみの背中を見ながらこの子に頼んで本当によかったと思いました。

婚活パーティー当日も幼なじみはわざわざ私の家まで来て髪のセットまでしてくれました。
彼女に背中を押され気合いを入れ会場へ向かいました。
気合いを入れて会場に来たものの、私は会場にいる人を見て固まってしまいました。
綺麗な女性や素敵な男性ばかりで、私は自分の来る場所じゃなかった、今すぐに帰りたいと思いながらはじっこに陣取っていました。
自由に話をして回るタイプの婚活パーティーだったので誰かと必ずしも話をしなければならないというプレッシャーはなかったのがせめてもの救いです。
はしっこにいると周りがよく見えるもので、暇つぶしにオタクの性でしょうか、人間観察をしました。
私の見る限り女性にも男性にもオタクらしい方はおらず、やっぱり私には恋愛はむりなのかもしれないと思ってしまいました。

自分の趣味を隠してお付き合いをはじめてもいつかバレてしまい愛想を尽かされるという恐怖から私の趣味ごと受け止めてくれる人がいいなーと思っていたのですがそのような人はいなそうで、でもこの趣味をやめたくないという葛藤がありました。
親にはなんて言うべきか、幼なじみになんて言うべきかと自分の不甲斐なさに泣きそうになりながらそんなことを考えていました。

しかし、突然に女神様は私に微笑んでくれました。
お守り代わりにと思ってバッグにつけていたキャラマスコットを見て、このアニメ知ってる!と声をかけてくれる方がいました。
その方は趣味とまでは行かないようですが、いくつかアニメや漫画を見ているようで、私も彼の見ているアニメを見ていたのでそこから話を膨らませることができました。
聞き上手な方でついたくさん話してしまい慌てて謝ったのですが、もっと話していいよと頷いてくれて、優しい方だなと思いました。

その方お話しして勇気づけられ、はじっこから出てみて数人の方とお話しもしました。
最初は怖いなと思っていた会場が楽しいものに変わり残りの時間は楽しむことができました。
1人だけですが自分から話しかけることもできました。
2次元が好きというだけであまりいい印象を持ってもらえなかったことがあったので今回もダメだろうと思って諦めていたのですがみなさん優しい方ばかりでたくさんお話しさせていただきました。

私は、今回のパーティーでお付き合いをするというところまでいく方はいませんでしたが、最初にお話しをした方とは今でもお友だちとして連絡を取りあっています。
そのことを親や幼なじみに言うと自分のことのように喜んでくれて、まだお付き合いしてないから!と思うことはありましたが喜んでくれて婚活パーティーに参加してよかったなと心から思いました。